食堂に向かえば、人はわりと少なくありがたい



意外と自炊するんだなー。なんて思いながら席につく


「ここの席はねー、タッチパネル式やからねー」

「ほいほーい」



さすが、王道学園

タッチパネル式とか、どこの金持ち校


前回来た時は、タッチパネルじゃない席だった
どうやら、席によって違う様子


人が少ないからこその、楽しみっ!




焼き鳥丼を頼む俺
焼き鳥丼にカレーをつけたして頼んだ海深
雲丹は彩定食(すごい野菜入ってるし、バランスいい定食)
秋は鯖定食
水輝は…うん、見てるだけでもいっぱいになるほどの量


料理はウエイターさんが持ってきてくれた
イケメンだったよ!まさかこんなとこに萌要素が落ちているとは!と興奮をよそに次々と並べられていく料理


机の上にこれでもかと乗せられた

まぁ主に、水輝のんなんだけど



ここの机だけある意味すごい。と思う




「いただきまーす」


とりあえず、お腹は減っているので食べ始める



水輝は食べる量すごいけど、早食いとかじゃないからほんとに、あの量でちょうどいいんだろうなって分かる

海深はなんで、カレーと丼を食えるのか謎だ
めっちゃボリューミーだよ?

雲丹なんか、オカンすぎるのか女子力高いのかどうなんだろう?低カロリーなのに栄養満点♡な定食を食す雲丹を見て思う


秋は肉!!よりも、魚派なのを知っているよ、ふふっ



俺はねー、気分

食べたくなかったら食べないし、食べたかったら食べるのですよ。と焼き鳥丼をもぐもぐ



1番最初に食べ終えたのは、海深
あの量を平らげるとは…

まぁ、日頃もすごいからあまり驚きはしないけど


ぁ、水輝はあれだからつぎ足してきてるから。終りとか見えないやつね

次は雲丹と秋

最後に俺です



どんな食事でも、食べ終わるのはだいたいいつも同じようなタイミング


水輝がデザートに入ったところで、完食です。
ごちそうさまでした。



「食堂も意外と美味しいんだよねー」

「やろー、結構いけんねんでー
でも、雲丹とか秋の手作りにはかなわんでー」

「それはねー」



仕方が無いですよ。

食堂のお人の愛情と、雲丹や秋の愛情じゃ重みが違うぜっ



「ねぇ、編入生ちゃんだいじょぉぶぅ?」



うむうむ、とどこぞの偉い人見たく威張っているとどこからか間延びした声に話しかけられる



聞き覚えがあるが反応は返したくないなーなんて、スルーを決め込む俺


だって、これ九条先輩だよね?
絶対、チャッらそうーな九条先輩だよね??


今喋っちゃうとめんどくさいぞ!と俺のシックスせーンスが言っている