「ごちそーさまでした」


のんびりと、オムライスを堪能した俺

お腹パンパンっすよ。



流し台に自分が食べた皿を持っていく

水でケチャップとかさっとながしてから、ちゃぷんと水桶につける



「優ちーん、なんかして遊ぼーやー!」

「えー、なんかあったっけ」



ゲームはあるけど、この大人数

ぶっちゃけ、出来ない人でてくるだろう



かといって、トランプとかで遊べるほどテンションは上がってないし


あれだね、罰ゲームカードとかあればいいのにねーと、考えながらソファに座る




「えー、雲丹ー
なんかないんー?」

「なによぉ〜、じゃあ罰ゲームカードでも出しましょうか〜?
優ちゃんあったらいいのになぁ〜?って顔してるし〜」

「まて、なぜわかった」

「秘密よぉ〜」



クスクス綺麗に笑った雲丹

何この人怖い。
おまわりさーん、変人がいますよーなんて言いながら、隣に座った秋に寄っていく


だって、怖いんだもの



「んじゃ、トランプでもすっか
罰ゲームあったら面白いし」



ずっと影の薄かった新にぃが胸ポケットからトランプを取り出す


なに!?なんか仕組んでる!?と、疑うほど手際の良い2人

ガクブルしながらも、罰ゲームを受ける雲丹と海深を見たいがために俺もいいねーと便乗すれば、トランプで決まった



「んで?
なにすんの?」


男子高校生5人と大人1人が集まってトランプ
ポーカーとかブラックジャックとかカッコいいのが来るのかと思えば

「大富豪」

と、水輝のキリッとした声が聞こえた
その顔は密かに、得意げだ



「それ、水輝が得意なヤツやんかー」


得意なのはずるくないかと、反応する海深をうるさいと一蹴する


だって、水輝可愛いんだもん


カードをくんで、みんなに配っていく。



6人もいれば、手札も結構少ない


これは、あんがい早く終わるかもなーと思いながら第1戦目を始めた