「さて、これからの対処どうする?優」


秋に名前をよばれ、しんみりしてた気持ちを振り払う

いまは、しんみりするのもいいが、マリモの対処を考えなくては



「実はな、今日はように飯食いに出たんはマリモと会わせへんためやってん」

「そなの?」

「うん、まぁ5時限におったんは誤算やったけど……」



海深達の気遣いにだから、あんなに急いでたのかと納得した

だから、悔しがってる海深を見たら、申し訳なくなった
俺はその気遣いだけでも充分嬉しいんだから 、と笑いかける



ほんとにここまでしんみりされると、なぞの罪悪感がっ。




「海深〜気にする前にとりあえず行動ってことでいいじゃねぇの〜?」


だから、もうあんま気にはすんな〜と慰めてる雲丹。

俺の方をチラッと見て、大丈夫か?と口パクしてきたのでこくこく頷く


一体何処まで読めてるんだろう……なんて思いながら雲丹を見つめる



したら、雲丹にはやされたので殴っといた




「俺ね、あんま対処しなくてもいっかなーって思ってる」




ずっと思ってたことをみんなに告げた


あからさまに避けるよりも、いつもどうりにあしらった方が、みんなに悟られるのを防げる

それに、俺の事情でみんなに動いて欲しくなかった




「優ちんは、それでもいけんのか?
俺達のことは気にせーへんでええから、優ちんはどうや?」

「俺は……お前達がいるし、もしもの時は新にぃに頼らせてもらうし…大丈夫だよ」



ほんとに心配してくれる、みんなを安心させるように笑いかける

うまく笑えてるだろうか、と思いながらも改めて、だから対処はしなくてもいいよって告げた