「編入生ちゃん…ごめんねぇ
俺があんな転校生といたばっかりにぃ…」

「優くん、早く目覚めてください…」

「三春、ごめん
怖かったよね…」

「三春くん早く目覚めて
ひろくんも心配してるよー、あっ!もちろん俺もっ」

「優、起きて
心配」




生徒会のみんながみんな、優にデレデレしてるな…と思いながら見守る

優はフラグ折ってる気かもしれないけど、全然折れてないことに気付いてないんだろう…


そんなとこも可愛いけど、心配だ




俺だって優のこと心配してんだぞ、と思いながら頭をなでたら少し優が唸った



「んっ……ぁれ?」

「優っ!!」

「ぁき?オハヨー 」

「オハヨーじゃないっての
心配したんだからな」

「あはは、ありがとうー」



心配されてるのが居心地悪いのか少しいたたまれなさそうだ

でも、お前は絶対どこにいても心配される奴だよ
誰にだって愛されそうだもん



「秋ー
王堂は?」

「どっかいったよ
ここは保健室」

「そっかー
てか、後ろの生徒会が怖いw」

「ははっ
みんな心配してんだよ」



じとーって俺の後ろを睨んでるつもりなのか、上目遣いで見てる

可愛いな、コノヤロー



「むぅ、皆さん心配かけました」

「三春が目覚めたんだからいいよ
てか、白石って呼んでよ」

「白石…会長さん」

「ん、今はそれでいいかな」



目の前でいちゃつく、生徒会長と優

殴ってやろうか、と思いは隠す



ここで嫉妬したら、優の頭の中で俺×生徒会長とか起こんだろうな…と考えて虚しくなった

最近優の考えてることが分かりやすくなった…




嬉しいような悲しいようなだわ



とにかく、目覚めた事に安心した俺が次は優にもたれかかって眠った