コンコンッ


無事3バカからは逃れ、今は寮父さんの部屋の前

寮父さんの部屋もわりとデカそうだ




「はーい、何でしょうか?」



中から出てきたのはインテリメガネさん



「こんばんは、新入生の古桜と三春です」

「えー、ちょっと待っててね?」




秋さんが名前を言うと、察してくれたのか部屋番号を調べてきてくれた




「えーと、古桜秋くんと三春優くんですね。
五人部屋を二人組と三人組で分けるため、野瑞水輝くんと九十九雲丹くんと海崎海深くんと一緒ですよ」

「ぁ、はい…305ですよね」

「そうですね、では鍵を渡しておきますね」




チャリンッと秋の手に置かれた2つの鍵を信じたくなかった

鍵を渡した寮父さんは、自分の部屋に戻ったようだ



「秋………………………諦めようか」

「そうだ「あぁーーーーー!秋と優ちん発見したでーーーー!」」

『げっ…』




大きな叫び声の正体は海深だ

遂に見つかったよう

後ろから水輝と、雲丹も見えてきた



「もうー、優ちん置いてかんといてーな!!」

「優って薄情者なんだね」

「優ちゃん顔に似合わずキツいもんね〜」



「うぜぇ」




なんだこのウザイテンションは

誰かー、ヘルプー



「てか、優と秋はやっぱり俺等と一緒だろ?」

「は?なんの根拠「鍵」」



チッ…改めて言われるとムカついてくるものだ


今俺の手に握られている鍵の番号は305

水輝が俺に見せてくれた鍵も305



ハァ…やっぱり諦めよう



ハッ!!逆転の発想でこれが他人じゃなくて良かったと思うことにしとこう

そうするとムカツクのを抑えれる気がする!!