あなたがいれば〜総長と恋〜

この男の人に感謝だな。

「あの、ありが…あれ?」

さっきまで男の人がいた所を見るともうそこにはいなかった。

お礼言わなきゃなのに。

もうお店出たのかな?

そう思ってお店から出るとすぐに

「大丈夫か?」

と横から声がした。

声の聞こえる方を向くと壁によっかかっりながらタバコを吸うさっきの男の人の姿があった。

「あ、大丈夫です。さっきはどうもありがとうございました」

そう言ってまた一礼した。

「いや、俺もあんたが店出る前に一応でも言っときゃよかった。わるかった」

なんでこの人が謝るんだろう。

「そんなことないです。こんな時間で今日お店に人少なかったし目撃者なんていないと思ってた」

ほんとに良かった…感謝だよ。

学校に連絡とか言われたらまた学校の評判下がるとかぐだぐだ言われるだろうし。

「つかなんでこんな時間に女が1人で出歩いてんだ?」

男の人は不思議そうに聞いてきた。

都会じゃ普通なのでは…?

でも変に思う人もいるよね。

中学生の女の子がこんな時間に。

「まぁそれは色々あって…」

親いないとか言えないし。

「家出か?今行くとこねえの?」

「いやそういうわけでは…えーっと」

なんて言えばいいのかわからない!