そしてなぜ私が結婚してもいいと思ったのか、それは……。


「私、妖怪が大好きなの!!あなた妖怪でしょ!?」

「ま、まあ……そうですが」

「じゃあ決まり!あなた名前は?」

「……狐珀……あ、狐に琥珀の珀で、狐珀です」

「私は桜歌峰 陽舞(おうかみね ひらり)。よろしくね」

「これからよろしくお願いします」