ふと横を見ると、玲がいた。

うわー、やっぱ凄いなぁ~…。

玲と一緒にやってる子楽しそうだなぁ…。

やっぱりそのくらい上手くならないと玲と打ち合えないのか。
そしたらもっと沢山楽しいだろうなぁ。
私じゃ、ダメなのかな。

ちょっとしょんぼりした。
だって玲、私の時より笑顔だもん。

一人体育座りして玲を見つめていた。

「怜、」

その声に顔を上げると玲がいた。

「……あ。」

そのうち笑顔と変わって体育の授業を終えた。