俺は次の駅で降りた。


しかし、俺が当初予定していた駅で無い事だけは不本意だ。


決して、一つ前の駅で降りたのが、電車の乗客全員からの、降りろ降りろ光線に俺が屈してしまったからでは無い。そう、決死で……いや違う、決して。


そう、だから次の電車を待つなどといった愚行に走る訳がない。全てが想定内だ。


もちろんこの駅で降りたのも、自宅まで長い歩行運動をして、母なる大地の温もりをより長く感じようと思う、俺の優しい気持ちからくるものだ。


しかしどうだろうか?俺自身はそう思い、そう動こうとしているのに……



改札の近くに恐そうな学生さん達が…いやお痛が必要な小僧どもがいるようだぞよ…!!!!


ここは一つ、魔神竜殺炎舞瞬光ステテコ斬りでもお見舞いしてやろう!!、