俺は携帯を見た。 携帯にはゲーム開始までの残り時間が映されている。 「あ…10分切ってる。」 俺たち4人の間には不安と緊張でだたならぬ空気が漂う。 「出来る限りの準備はしたんだから大丈夫だ。」 そう落ち着いて話す玲も手が震えている。 「そ、そうだよね。皆がいるしね!」 そう笑顔をみせる愛も手を抑え震えを抑えようとしている。 また、4人の間に沈黙が続く。 そして、5分を切った。