ほんまに似た者同士やから、 分かってまう。 寂しいも 哀しいも 強がりも 全部伝わって来る。 「…っん…」 不意打ちの小さなキス。 少しだけ息を漏らすと、照れたように下を向いた。 「…なんで、分かったん?」 震えた声。 やって、伝わって来てん。 "寂しい" 「…別に、したかってん。」 「嘘やー。」