そして、いつのまにか夢の中にまでアイツが出てきた

サヤカとはしゃぐアイツ。二人が幸せならそれで良い
それで良いと思ってるのに諦められない自分がいるよ。

桃悟はアタシより先に「好きな人」を見つけアタシより先に
「告白」してアタシより先に付き合ってる。

二人がこのままずーーっと幸せに過ごしてくれれば良い。
そう思っているはずなのに応援出来ない自分がいる。

二人の笑い合う姿が遠ざかっていくなかアタシは一人
その姿をずーーっと見ていた。


目が覚めるといつも涙が出ている。
泣くくらいなら行動すれば良かった。
後悔しないように言えば良かった。
「ダイスキ」って言えば良かった。

そんな言葉が頭の中をグルグルと回ってる。

”後悔“ という言葉を今初めて実感したと思う。