ユウが大学へ行ける学力もあり、専門学校か大学を希望していたのに、私は入学金を準備できず、ユウを進学させられなかった。

ユウの父親にも、実家にも援助を頼んだが出しては貰えなかった。

今思えば体を売ってでも作れば良かった。

私一人が傷を負えば、黙っていれば良かったのだから。

今でもユウに申し訳なく、苦しくて眠れず泣く夜がある。

そして友達がいるから残りたいと言うユウを置いて来たのも間違いだったとそう思っている。

ユウは孤独から、恋愛依存になってしまった。

父親譲りで女の子は絶える事がない。

淋しさを埋める為の恋愛ごっこを繰り返し、遠距離恋愛をした事で見栄も張り、借金も出来てしまった。

淋しいと人は錯覚する。

愛でなくてもそう見えてしまう。

ユウ、違うんだよ。

今はわからないと思うけど。

愛はそんなに代わりになれる人はたくさんいないの。