未来へ行こうとする度に、ヒロの存在が重くて踏み出せない。

心にヒロがいる事を隠せないから、いつも誰かを悲しませる中途半端な愛し方しかできない。

越えれたと思っても、何かの拍子に姿をあらわす。

いつもヒロの話ばかり
昨日の事のように口から出る。

めぞん一刻で五代君の管理人さんへのプロポーズの台詞を聞く度に、こんな事言ってくれる人いないかなと涙が出る。

いつもいつも戦っている。

ヒロの存在と戦っている。

その度にヒロの重さを
重い知る。

だけど、ヒロを忘れない事はけして後ろを向いている事じゃない。

うまく言えないだけ。