違う日にそこに食べに行ったけど、途中迷子になり、偶然通った乗りつけのタクシー会社を通った時、指名の運転手さんが出て来た。

実車に行かなければいけないのに、少し話して写真を撮らせて貰った。

無線番の人達もすごく喜んでくれた。

仕事で日に四回は指名して乗っていた、私はボインのおネェちゃんと印象強かったらしく、見間違いもされ浮名も流れた。
こぞって映画館を指差して教えてくれた。
私はこの町で生まれていないが、私にとってはここが故郷みたいなものだ。

ユウと二人きり必死で生きてきた町。

明るい時間から、イルミネーションが点るまで、その日はずっとケイといた。

ユウの長くバイトしていた醤油ラーメンが美味しい店に行こうと言ったが、ユウは着いて来てはくれなかった。