キミとの距離は、まだ遠い。

きっと俺等のココロだってそうなんだ。



幼い頃から、親が傍にいなくて親戚にいじめを受けていた。

そんな状況で兄貴と2人暮らし。
辛かったろうに。

だけど生きる幸せを誰よりも、あゆちゃんは知っているんだ。

大人なその瞳に、俺は惹かれていたんだな―…。


「あゆちゃん。愛してるよ、本当に。

お兄さんがあゆちゃんを幸せにしていたように、

今度は俺が幸せにしたい。

俺は手放したり、離すようなことはしないから」




あゆちゃん。


俺は人を幸せにしたいなんて、今までで初めてなんだよ。

あゆちゃんのように、強くて不安がないわけじゃない。

でもお互い弱さはあるんだから。



「俺はどんなあゆちゃんだろうと、弱さも全部。

受け止めてこれから傍にいたい」


この言葉がキミに伝わりますように―…。