あゆみはすぐに手術室に運ばれた。 赤ん坊の命と引き換えに。 あれは子供がいたから、すぐに弱ったんだ。 俺は子供を愛せるんだろうか。 …いや。 愛さなきゃ、あゆみが悲しむ。 だけどあゆみの分身のようなヤツは、俺には怖くて見れない。 どうすればいいんだろうか。 あゆみ。 やっぱ俺はお前がいなきゃ―…。 『そら…、私がいなくなっても…』