「いや…郵便局に出して切手とかで…」 「そうなの?」 「相変わらず、無知だなー…」 「確かに…」 「俺等がバイトしているホストっていうのは、京都にもあるんだ」 「え?そうなの?」 「だから、そらはそっちのアパートを借りたほうがいいと思う。 お前と最後までいたほうが…」 「でもそれじゃ、私がいなくなったら余計に辛いじゃんか…」 「…」 私には分かっている。 傍に頼れる人がいなくなったときの孤独感を。