「結婚式まで、よく生きれたじゃんか」 「でしょ?頑張ったよ」 藍が私の頭を撫でてくれた。 「すんげー、綺麗」 「ふふ」 「なぁ、話は別なんだけど。 入院したら、もう子供のために生きるワケ?」 「え?」 「そらはこれから1人になるんだ。その気持ちは分かるか?」 「…正直実感なんてないよ」 ゆっくりと噴水のところに座った。