「美味しいんだもん」 「クリームついてる」 頬にそらの指が触れる。 まだそれだけでも、ドキドキするっていうのに。 「あっつーい奴らだな…相変わらず」 「藍っ」 藍を見ているとやっぱり安心する。 それは親身的な存在だからだろう。 「少しあゆみと喋りたい」 「どーぞ」 藍は私に手を貸してくれた。 そらはホストNo:1だからこそ、女子にすぐ囲まれていた。 皆が食事を楽しむ、外の広場を通って裏庭に行く。