「確かに。運命って何度もめぐり合うのかもね」 「だな。ほら、あゆみ。寒いだろ?もう11月なんだし…。 シチュー食べな」 「さっきもいっぱい、食べてるし飲んでるよ…」 「何か心配だし」 「もう、そらってば」 「あゆみ。肉持って来た!」 「大地…お前は肉食獣か」 「えぇー。やっぱ腹ン中の赤ん坊には肉だろっ!」 そういってハンバーグを渡された。 真っ白のお皿に温かい湯気が見える。 笑みを浮かべて受け取った。 「そらも食べてよ」 「ったく…」