お兄ちゃんの役目というと。



「あゆみ。ちゃんと保護者席にいるから」

「うん…!」


本来、お母さんが座る場所。



そこにいてくれた。




学校のクラスメートや、そらのファン。

病院の看護婦など、緊急に備えられて来ている人もいた。




沢山の人がいたからこそ。

私は今日、そらと結婚できるんだ。



それは本当に感謝しているし、感謝以上の気持ちだってある。




ほら。


そらだって、とても幸せそうだから。