「来月、俺の誕生日に結婚しよう―…」




そらも起き上がると、私を強く抱き寄せた。

少しだけ鼓動が速いそらの心臓。



私の音もちゃんと聞こえてるかな…??




「…来月は文化祭とかあるんだよね?楽しみだなぁ」


「だな。美味しい屋台とかも出るんだよ」


「へぇ。藍も連れて来たいね」


「そうだな」



“絶対”なんて約束は出来ない。

だけど必ず、私は来月文化祭とかに出たい。




「…そらの名前は、この青空のことと同じ意味なのかもね…」