その声が震えていた。


私は起き上がって、そらを見下ろした。



そらが自分の腕で、目を隠した。


「何で泣くの??」


「…だって。俺がいないうちに死んだり……」


考えただけで、そらはすぐ泣くんだから。

そういう喜怒哀楽で優しいところ。


私は本当に好きなんだよ。




「それまでずっと一緒にいよう。皆が呆れるくらいに。


来月結婚しよ?そら……」



「何だよ。逆プロポーズなんて……、嬉しいんだけど悔しい…」



そらが涙を止めて、精一杯笑みを作ってくれた。