「うん…、だから京都の病院に入院したいの。


藍がその場所を知っていたから、この前の旅行中に連れて行ってもらってた」


「…そうだったの?」

「うん」



「なぁーんだ…、具合悪くなったのか、浮気したのか不安で……」



「私、そんなに信頼ない?」

「いやそうじゃなくて…」



少しだけ目を開けると、そらの頬が赤い。

口元が少しだけ緩んだ。



「…そら。向こうで入院したら、離れ離れだね…」

「そうだったな…。俺はホストと学校あるもんな…」



「だから1週間に1度だけ会いに来てよ」


「毎日行きたいところだけど、無理だからな…。ごめんな、1週間には必ず1回は行くから」