そういうと、俺の後ろを見つめた。 「彼女具合悪いの?」 「まぁそんなとこです」 桃乃が説明をすると、俺等の宿が見つからないことも説明した。 「…俺の家来る?今さアパート借りてるし」 「え?いいの?」 「うん、勿論。それに休みたいでしょ?」 「そりゃ…」 「それじゃ決まり」 俺等は深く感謝をした。 あゆみもこれでゆっくり休める。 藍と頷いて、雅についていった。 「雅って苗字なんすか?」 大地が聞くと、 「そうだよ。下の名前は郁春(イクハル)」 「へぇ、珍しいっすね」 「だろ」