―そらStory― 「あゆみ寝てるんだから、静かにしろよ」 「はぁーい」 「んで、桃乃。事務所どこ?」 「あれよ」 指をさした先は、大きな建物。 それに人が凄く行き交っている。 「でっけー…」 大地も元気を取り戻して、建物を見つめていた。 「あれ。柊じゃん!」 「あ。雅」 「え?知り合い?」 大地が桃乃に聞くと頷いた。相手は俺等より年上の男の人だろう。 「桃乃のマネージャーの、雅(マサ)です」