「でも、藍とは何が違うんですか?」

「アイツは、学校行っていないんだよ。
中学校までは、義務教育で行ってたけどね。

藍は、俺と幼馴染なんだよ。

だから知ってるんだけどさ、
親がすんごい厳しいんだよ。
それに何かあれば暴力だし。

だから逃げるように1人暮らしをした。

俺がホストを先にしてて、藍にも1人で暮らすには金がいるしと思って、ホスト界を勧めたんだ」

そんな事があったんだ。
私は藍を理解していなかった。

「じゃあ、あの窪野さん。藍にお土産買いたいので、

いいお店を紹介してください」

「いいよ。あっ!!梅干がある…」

「仕方ないですね…」

私は好き嫌いとかないし、箸で食べる。

「美味しいのに」

「凄いなぁ、本当。妹みたいだよ」

「そうでふか?」

「そうでふ」

もごもごと2人で食べ、そして完食。

するとワゴンに乗って、お菓子が運ばれてきた。