「んじゃ、明日は朝の8時半に学校集合な」

「オッケー」


藍が微笑を浮かべて、帰っていった。


「藍…いつも笑ってくれてるね」


「そりゃ泣いてばっかじゃ、皆前には進めないから…。

でも皆思っていることは同じなんだよ。

あゆみ、寂しいに決まってるじゃん…」


そらがそう呟いて、テレビを消した。


「…何か変なこと聞いてごめんね…」

「いや、俺のほうこそ」


「寝よっか」

「うん」



そらとお布団に入ると、昨日よりも強く抱きしめられる。



「そら、私はちゃんと生きてるよ…」


「うん…」