そらは私にはぐをしてきた。


「そらっ…!ここお店っ!!」

「もー…めっちゃ好き…」


「やめてよ、バカップル…」


藍がつっこみを入れて、そらはそそくさと店の奥へ行ってしまった。

周りのお客が見る視線が痛い。



「何あの子…、図々しい」


「そらの彼女?似合ってない」


「可愛くないわ」


「何?ナイトに守られるお嬢様って感じぃ?」

「しかもモデルの桃乃いるじゃん」


聞こえる声だし…。

こういうのが、皆からの嫉妬視線なのか…。



すると夕美が叫んだ。