敬語を失くして、いきなり呼び捨てるのは 結構勇気があった。 だけど呼んでみて、そらが笑ってくれた。 泣き顔で幸せそうに。 「…俺も」 ただその日は夜になっても、一緒にいた。 真夜中になったとしてもずっと手を繋いでいた。 私達を繋ぎとめているものは、 形にはなくてもちゃんとあるんだと―…。 次の日、学校に行った。 すると夕美が元気に抱きついてきた。 「あゆみぃ…!」 「夕美さん!」