「…あゆみ。あたしはもう…」 「…別に」 「…あゆみ」 夕美さんが好きだったのに。 私は藍と一緒にいた。 それにナイトに守られて安心していたなんて。 「ていうかさぁ」 前にここに呼び出したあの女の人が、私の前に来た。 「あんた、性格悪すぎ」 そういって、ホースで水をかけられる。 髪が濡れても制服がぐしゃぐしゃになっても。 「その目ぇ気にくわねぇんだよ!」 夕美さんが私を庇おうとした。 だけど私が夕美さんを庇う。 もう何も失いたくないんだから―…。 「あゆみっ!!!!」