「でも知ってた?そらに幼馴染の女いてさ。 ソイツとそらは一時期付き合ってたんだよ。 そらにめっちゃ激愛する女だったし…。 アイツは今頃何してんだか」 「…へぇ」 私はまだ知らない。 嫉妬、ていう気持ちを。 だけどもうすぐ、それは訪れる。 キミとの距離にひびが入るなんて…。 「それじゃ寝ようぜ」 他の異性といるだけで、こんなにも気持ちが狂う。 そんなことも知らない私は、いやな予感がしていた。