「奏…」 そう、私の演技の元である奏が声を掛けてきた 「てめぇふざけんなよ。 柚がいながら浮気なんてしといて、よく話しかけられんな!!」 誰のせいで柚が泣いていると思っ てんだよ!!」 教室に響き渡るような声で怒鳴った想太。 ま、これも演技の1つ 私は殴りかかりそうな想太の制服を少し引っ張った 「想太…辞めて。もういいよ…」 また涙を流しながら弱々しく言った ここからが勝負どころだ。