脳の酸素が行かなくなり、目がチカチカして来た。そして四肢末端が少しずつ冷たくなってきた。 芽衣の手に添えてる手に力が入らない。 ――――殺されるっ! そう、思ったとき火事場のバカ力が働き、芽衣の鳩尾に膝でケリを入れる。 「ぐぁっ!!?」 芽衣はイスから落ちて背中をぶつけたが、大事には至らなかったようだ。 「はっ!はぁ、はぁ、はぁ、っ!はぁ。」 一気に流れ込んできた酸素をどうにかして吸い込もうと、呼吸をする。 離れた瞬間、全身の温かみが増した。