その写メが乗っているラインが奏に送られた。
*
ピコピコ。
マナーモードにし忘れた携帯の音がなった。
「あ、サイレントにするの忘れてた。」
と言って奏は携帯を見た。
その頃奏は昨日の事をまた連に相談しようとしており、カバンを置いたところだった。
「っ!?」
送られてきたのは、グロテスクな画像とメッセージ。
めい
【画像:真っ赤になった上腕】
AM8:02
めい
ごめんなさい、またやっちゃった。
怖いよ、もうやだ。学校なんて行きたくない。
助けて、奏ちゃん。
今トイレで過呼吸になって動けない。
冷静に考えれば、過呼吸になっている奴はラインを打つ事は出来ない。
しかし、この時の俺は昨日の事も重なり、怖くなってトイレの前まで急いで走っていった。
その途中で連にすれ違った。
「奏、どこいくのー?」
返事を返す余裕すら無かった。
