大好き以上になった場合



その写メが乗っているラインが奏に送られた。












ピコピコ。

マナーモードにし忘れた携帯の音がなった。


「あ、サイレントにするの忘れてた。」


と言って奏は携帯を見た。

その頃奏は昨日の事をまた連に相談しようとしており、カバンを置いたところだった。


「っ!?」


送られてきたのは、グロテスクな画像とメッセージ。


めい
【画像:真っ赤になった上腕】
AM8:02

めい
ごめんなさい、またやっちゃった。
怖いよ、もうやだ。学校なんて行きたくない。
助けて、奏ちゃん。
今トイレで過呼吸になって動けない。


冷静に考えれば、過呼吸になっている奴はラインを打つ事は出来ない。

しかし、この時の俺は昨日の事も重なり、怖くなってトイレの前まで急いで走っていった。

その途中で連にすれ違った。


「奏、どこいくのー?」


返事を返す余裕すら無かった。