……そういや、そんなこともあったなー。

と、今の俺。




や、でも、あれは確か

冗談で言ったはずなんだけどなー…。



……って、コイツに冗談なんて通じるわけないか。




「……いらないなら、返品可能だよ?」




今にも泣き出しそうな、ウルウルとした瞳で見つめられ、

俺の中でなにかがプツンと切れた。




「……誰が、返品なんかしてやるかよ」


「ひゃあ!?」




俺はそんな彼女、もとい、プレゼントを抱きかかえた。




そして、両親が出掛けているのをいいことに


部屋へと持ち帰った。