『カナ…』

「あっ翔!」

『無理して笑ってる』

なんでわかるの?

「えっなんで」

『なんとなくわかった。なんで無理して笑てっんの?』


「お母さんは私のせい死んじゃったんだ。私を助けようとして、車に跳ねられて死んじゃった。だから、私が笑ってないと。お父さんが困っちゃう。私ってさ、ただでさえ邪魔者なのに…。だから死のうとした。でもね、死ぬのが怖いの。私がお母さんにその苦しみを味合わせたのにね」

なんで翔に話したんだろ

『今も死にたいの?』

やっぱ私が居なくなればいいって思ってるよね。

「うん。翔も、私が居なくなった方がいいよね。」

『俺は、お前のこと好きだよ』

え!? ドキッ//顔が赤くなってる。
うん、でもこれはきっと友達としてだよ!きっと…ね

「友達としてだよね?」

『うん。お前といると楽しい。』

やっぱりね。翔が私のこと好きになるなんてありえない。

「私のこと必要だって思ってる人いるんだね。」

『例え、この世界の人みんなが、お前のことを嫌いになろうと、俺は好き。』

さすが帰国子女!お洒落なこと言うなー

そう言ってごまかしてもドキドキは止まらない