私は自分の誕生日が嫌い。
だってお母さんが、死んだ日だから。

お母さんは私のせいで死んだ。

私の誕生日プレゼントを買いに行ったとき、私がよそ見をしていた。
その時、トラックが突っ込んできた。

お母さんが私をかばった。 私は突き飛ばされて、助かった。

でもお母さんはひかれた。

即死だった。

私がいなければお母さんは生きていた。

私が死ねばいいんだ。そう思って何度も死のうとした。

でも出来なかった。

やっぱり怖くて。死にたくなくて。

私は過去を捨てた。

みんなにただでさえ、迷惑かけているのに、もっと迷惑はかけられない。

だからいつも笑顔で暮らしてる。