純愛恋桜


「えっと・・・」

零と千秋を交互に見ながら
戸惑う沖田に気づいたのか、ずっと黙っていた千秋が口を開く



「すいません。

自己紹介がまだでした!

私は一ノ瀬 千秋と申します
よ・・・よろしくお願いします。」



それに気づいた零も続く。

「あ、本当だ!まだだった!
私は桜井 零です。

よろしくお願いします」


簡単な自己紹介と深々と謝罪をし
頭を下げる二人に沖田は優しい笑顔を向けていう



「そんな・・・頭を上げてください。

こんな所にいきなり連れてこられて、怖い怖い鬼の副長にいびられてたら

怖くて忘れちゃいますもんね・・・!

大丈夫ですよ
私は土方さんみたいに怒りませんから

一ノ瀬さんと桜井さんですね
よろしくお願いします!」


優しく笑いながら言ってくれる沖田に
二人は安堵して頭をあげる。