ずっと答えずに筋肉を固くしているぼくの顔を、生嶋さんは不思議そうに首を傾げて覗き込む。
「どうしたの? 世尾くん」
彼女の声にはっとしたぼくは、紡ぐ言葉を考えながらしどろもどろに言った。
「え、えっと……うーん……」
ここは男のぼくが言ったほうがいいのだろうか。男は女性をリードしなくちゃいけないんだよね。
でも、デートにおすすめの場所なんて分からない。
こんな頼りないはずのぼくを見、生嶋さんは柔らかく微笑んだ。
「特にないなら私から言ってもいい?」
「うん」と若干気を落とし微笑みながら頷いた。
生嶋さん、考えてきてたんだ。
だったら、生嶋さんの考えてくれた所に行ったほうがいいのかな。彼女のための、で、デートだし……。
生嶋さんは顔の角度を上げ、懐かしむような目で宙を見つめてその場所を呟く。
「――――――……アニモンランドは、どうかな?」
「どうしたの? 世尾くん」
彼女の声にはっとしたぼくは、紡ぐ言葉を考えながらしどろもどろに言った。
「え、えっと……うーん……」
ここは男のぼくが言ったほうがいいのだろうか。男は女性をリードしなくちゃいけないんだよね。
でも、デートにおすすめの場所なんて分からない。
こんな頼りないはずのぼくを見、生嶋さんは柔らかく微笑んだ。
「特にないなら私から言ってもいい?」
「うん」と若干気を落とし微笑みながら頷いた。
生嶋さん、考えてきてたんだ。
だったら、生嶋さんの考えてくれた所に行ったほうがいいのかな。彼女のための、で、デートだし……。
生嶋さんは顔の角度を上げ、懐かしむような目で宙を見つめてその場所を呟く。
「――――――……アニモンランドは、どうかな?」


