でも……ちゃんと“デート”、出来たかな。
ぼくばっかり幸せそうにしちゃってたらどうしよう!?
ぼくなんかを誘ってくれたのは生嶋さんだから、彼女に楽しい思いをして帰ってほしいのに。
スマホの時計を見ると、時間はすでに六時半を回っていた。
あっという間に時間は過ぎていってしまう。
もし、もう一度生嶋さんとアニモンランドへ来れるのなら……いつか行きたい。
ぱたぱたと走る音が聞こえて振り向くと、もう隣に横結びの彼女はいて、小さく息を整えていた。
「ごめんね……待たせちゃって」
「ううん、いいよ」
生嶋さんの顔を見ると少し顔色が悪く感じられた。
時間も割とかかっていたし、どうかしたのかな……。心配だな。
ぼくは鞄のポケットに折り畳んで入れたアニモンランドの場内マップを出して広げ、ある場所を探す。
その場所は意外と近くにあった。
「生嶋さん、ちょっと歩くよ。大丈夫?」
すると、彼女はちょとんとして小さく首を傾げる。
「……え? どこ行くの?」
「ん、まぁちょっとついてきてよ」
そう言って、ぼくはいたずらっぽく微笑んだ。


