あの日に出会ったキミと。

「一ノ瀬っ…」


「お嬢様、緊張されているのですか?」


悟られた…!


思わず身体をビクッと震わす。


恥ずかしい。私は…私は…。


どうしよう。一ノ瀬に気付かれた。


抱き締められてるままかちこちに固まってしまい、どうしようもなかった。