…なんで⁇
なんで私は泣いてるの⁇
昔から人前で泣く事が少なかったはずなのに。
最近、ずっと泣いてる気がする。
奏は、あたしのことが好きだと言ってくれたから。
それに頼ってたんだね。
別に、奏が女の子と仲良くしてたって…
言葉とは裏腹に、涙が溢れてくる。
河岸に寝っ転がり、空を見上げても曇っていて星が一つも見えない。
なんでよ…。
「みお。」
「…っ⁉︎」
頭の上から声が聞こえ、頭を向けると
立っていたのは
奏だった。
「…っ、な、なんでいるの…っ」
「おい。」
澪は腕を掴まれる。
「や、やめて、あの女の子と仲良くしてればいぃ…っ、あたしっ、別にいいもん…っ」
「おい。」
「や、やだっ‼︎来ないで、奏なんか知らない…っ、私なんかほっといてっ‼︎」
「…。人の話聞けよ。」
「…っ。」
澪は右足を下げる。
「…っ‼︎⁉︎」
下げた場所に地面はなかった。
河岸を落ちていく。
と思ったとき。
腕を掴まれ、
奏に抱きしめられた。
