「可愛い」 「ん?どうしたの?」 「なんでもない」 笑って、手を出せば当然の様に握り返す利樹に、もっと笑みがこぼれる。 利樹に犬のしっぽがあったなら、今はすごい速さでブンブン左右に振られてるんだろうな。 それくらい嬉しいって顔であたしを見てくる。 「ヒナー?今日俺の家に寄ってってね!」 疑問系なはずなのに、疑問系に聞こえない…。 「ハロウィンのお菓子あげるから!」 「行く!」