だから、好きだって言ってんだよ



「夏休み……どうして深田さんと一緒にいたの?」



恥ずかしくて、うつむきながら陽平に訊ねた。



あの時、どうしてウソを付いて会ってたのかすごく気になった。



「夏休み?あー……あれは」



陽平は少し考え込むような顔を見せた後、思い出したのかすぐに言葉を続けた。



「深田の親父って、町内会のお偉いさんだろ?今年は俺んちの親父が夏祭りの係に当たってて、祭りの準備とか出店の番を頼まれてたんだよ。けど、仕事で行けねーから俺が代わりに出たんだ」



えっ……?



「深田も親父の手伝いで来てて……頼まれて一緒に行ったり、帰りに送ったりはしたけど。それ以外は別になんもねーし。あ、一回だけお詫びにお茶おごるって言われたから、ショッピングモールには行ったけど」



そう、だったんだ……。