不可抗力っていうか。 「でも……あたしが好きなのは陽平だから」 想いが伝わるようにと願いを込めて、陽平の背中に回した腕にギュッと力を込めた。 「お前……っんなことしたら、わかってるよな?」 「えっ……?」 な、なにが……? 「俺だって……男なんだけど?」 視線を感じて、ドキドキしながら陽平の顔を見上げた。 抱き締め合ったままだから、かなり恥ずかしくて頬も熱い。 見たこともないような熱い眼差しに、心臓が飛び出そうなほどドキドキした。