だから、好きだって言ってんだよ



恥ずかしくて倒れちゃいそう。


今、陽平とこうしているのが信じられない。



「よ、陽平……苦しい……っ」



それに、恥ずかしい。


どうにかなっちゃいそう。


ドキドキしすぎて、おかしくなりそうだよ。



「ムリ。離してやんねー」



「な、なんで……っ」



っていうか。



「陽平はあたしのことを……どう思ってるの?」



一番聞きたいのはそれで。


抱き締められているっていうこの状況でも、ちゃんと言葉で確かめたかった。



「察しろよ。わかるだろ?」



耳元で甘い声が響く。