「まあ、いつか好きになるんじゃない?」



「ならねえよ。」


俺は今でもゆりが好きだ。



この前一緒に帰ったとき


誕生日おめでとうっていっただけですごく嬉しそうにしたり


名前で呼びたいって言うお願いや


俺の名前を連呼してきたり


送っているっていうことを家に着くまで気付かないあいつを


可愛いって思ったのはきっと


あの髪飾りのせいだ。