「待って!ずっと好きだった!悠斗のことが!ほかに好きな人ができたなんて嘘なの!」


屋上のドアの前で立っているとそう叫ぶゆり先輩の声が聞こえた。


よかった…。


ゆり先輩ちゃんと告白してくれたんだ…。


私は朝、悠斗先輩に屋上に来るようにと伝えた後にダッシュでゆり先輩のところに行き同じことを伝えた。


だからゆり先輩が悠斗先輩に告白するのは想定済み。